あなたは就職した時、試用期間を経験していませんか？もし経験しているのであれば、きっと覚えているでしょう。改めてその意味を説明すると、企業は試用期間というものを利用し、その間に転職者の能力や適性などを見極め、本採用にするかどうかを決定します。
これが試用期間の大まかな意味なのですが、学校を卒業したばかりの人ではなくても、10代や20代ではなくても、あなたのような30代で転職を希望している人でも試用期間というものは用意されており、本採用となるまで数ヶ月間は解約権留保付雇用契約という枠組みで働くことは決して珍しくなく、むしろ当然のこととなってきています。
学校を卒業して就職する人にも、そして、あなたのような転職者にも適用される試用期間制度。しかし、入社する企業の考え方によっては、新卒者と転職者で少し差を設けることもあるかもしれません。社会人の経験があることはもちろんですが、同じ業界・職種内での転職であれば、よりその差は大きくなってくるのではないでしょうか。
ひとつは、転職者の試用期間はその長さが短いことが考えられます。通常6ヶ月のところが3ヶ月に短縮されるなどがあっても不思議はないでしょう。また、待遇は本採用時と変わらず、形式的に入社してから数ヶ月間は解約権留保付雇用契約で働くということもあるかもしれません。さらに、転職者の場合は能力というよりも、人間性がチェックされていることが多いと想像することもできます。
もし転職先に試用期間が用意されていた場合、以下のことに気をつけるようにしましょう。
・余計なことは考えず、とにかく仕事に打込むこと
・会社のルールを把握し、守ること
・元々そこにいる社員に反抗したりなどしないこと
社会人としては当たり前のことですが、上にも記したように、転職者の場合は試用期間中に人間性、特に会社に打ち解けられるかどうかを見られていることも多いので、場の雰囲気を壊すような、あるいは和を乱すような行為は絶対に厳禁と心得ておかなければなりません。
