中小企業への転職時の採用基準の考え方


 我が国の全企業の中で99.0%を占める中小企業。そしてその数は5,795,161事業所。全従業員数にして70%の人がこの中小企業に従事しています(2009年度の公表データより)。

 

 これだけ大きな市場があるのですから、貴方を必要としている会社は必ずある筈です。“気の持ちよう”でなく、本当の話です。とはいえ職場環境や待遇等はまた別の話です。中小企業と比べて比較的専門分化している大企業では、一人当たりの業務は量より質を求められがちです。このためもともと人余り感が感じられることも少なくありません。

 

 それに比べて多くの中小企業はぎりぎりの人数の中で業務をこなしています。一人何役もの人ばかりです。このような中で中途採用を掛けるわけですから、仕事にしても、所定労働時間にしても、所定休日にしても、面接で聞いた説明や雇用契約書通りでないことも珍しくありません。

 

 給与にしても試用期間中だからということで、予想外に低く抑えられることもあります。マイナスイメージ的なことばかりいっていますが、私は今でも中小企業が好きです。40半ばを過ぎても転職できたのは、中小企業で働いてきたからです。

 

 そこで鍛えられたフットワークの良さ、多方面に亘る経験とスキル等が、転職に強い武器となったことは間違いないでしょう。面接の順番待ちの部屋で、某大手食品メーカーの総務出身の男性に恐れをなした私でしたが、採用されたのは私の方でした。頭の良さも、先祖も家柄もその男性の方がさぞや素晴らしいものだったろうけれども、それは大企業や役人の縁故採用での話。

 

 実戦部隊と、一粒で二度も三度もおいしいオールラウンドプレーヤーを望む中小企業にはほとんど関係ない要素なのです。

 

 


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